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    この記事では『モデルベース要件定義テクニック』を参考に「要件定義の悩みとその解決について」について説明します。
    
  
要件定義の悩みとその解決について
要件定義が備えるべき特性
- 網羅性:システムの目的、目標に必要な要件がMECEに示されている
 - 整合性:書く要件が他の要件と整合したものになっている
 - 表現力:それぞれの要件がわかりやすく表現されている
 
要件定義の抱える問題点と解決方法
それぞれに対する解決策
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        共通の表現手段に基づいて全体像を共有する
        
共通言語となる表現手段に基づいて可視化をする。プロジェクト内で利用するドキュメントの目的や役割を明確にして、同じベクトルの共通認識を持つ。
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        議論を積み上げて要件としてまとめる
        
- ゴールを継続的に明確にする
 - 共通認識の上で議論を組み立てる
 - 異なる視点から内容を検証する
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        解決すべき本質的な課題を明らかにする
        
 
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        整合性ある情報を背景に顧客をリードする
        
- 顧客の要望、要求を論理的な生合成を保ちながら要件へと組み上げていく
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        上記の資料とは別に顧客向けの打ち合わせ資料を作成する
        
 
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        アイディアを視覚化してコンセプトをまとめる
        
以下の質問に答えられるようにする
- そのシステムを使うと誰がどのように嬉しいのですか?
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        そのシステムを使うと誰の何の問題が解決するのですか?
        
 
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        一旦抽象化して、あるべき姿をモデル化する
        
 
リレーション駆動要件分析(RDRA)の効果
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        要件をシステマティックにまとめる
        
- 要件定義には構造があり、その要件を導き出すための手順を踏んで漏れなく要求を明確にする
 
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        要件定義工程をスムーズに進める
        
- 要件定義のゴールを示し、そこでの成果物を明らかにする
 - その目標に到達するまでの状態のつながりを示し、それを実現する作業を進める
 - 上記ゴールにチームを導く
 
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        要件定義の精度を高める
        
- モデルの関係性を示して、その関係性を利用することで要件定義の精度を上げていく