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この記事ではRDRAの要件分析プロセスについて説明します。
要件定義プロセス
要件定義の基本的な進め方
システム価値
- 関係者(外部システム)を把握する⇒コンテキストモデル
- 問題、課題を把握し要求、要件を明らかにする⇒要求モデル
システム外部環境
- 業務の流れもしくは作業を明らかにする⇒業務モデルor利用シーンモデル
- 業務で使われる概念を共有する⇒概念モデル
システム境界
- システムとの接点を明らかにする⇒ユースケースモデル
- 上記接点での入出力情報を明らかにする⇒画面・帳票モデル
- 外部システムとのやり取りと情報を明らかにする⇒イベントモデル
- 上記のやり取りをルール化する⇒ プロトコルモデル
システム
- システムで扱う情報を明らかにする⇒データモデルorドメインモデルもしくは両方
- システムが提供する機能を明らかにする⇒機能モデル
要件をシステマティックに定義するには
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自分たちの理解度を知ることから始める
- 初期段階では自分たちの理解している範囲を広く粗くでもいいのでモデルを作成してわかっていることとこれから知る必要があるところを明確にする
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要件定義チームの方向性を明確にする
重要なのは以下のポイント
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要件的な正しさ
- システムとしての目標が明確か
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進め方の正しさ
- 作業の道筋が示されているか
- 状況に応じて軌道修正できているか
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要件的な正しさ
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As-isモデル(現状)とTo-beモデル(理想)を明確に分ける
- 基本的にはTo-beで作成する
- 現状がわからない時だけAs-isモデルを作成して、作業にはあまり時間をかけない
RDRAの検証のためのポイント
スケジュール管理
要件定義工程は全てのタスクが必ずしも明確になるわけではないということを肝に留める